2009.02.19 Thursday
哀れなチンパンジー(精神安定剤の犠牲に)
私の友人の「とむくるず」さんから、メッセージを頂きました。
精神安定剤の犠牲になったアメリカのチンパンジーの話しです。
ABC以外のアメリカの三大ネットワークであるCBSもNBCも皆このチンパンジーの事件を今朝のモーニングショーで取り上げていたそうです。お茶にザナックスを混ぜたものをチンパンジーに飲ませた後で事件は起こったと皆報じていたそうです。
人間でも、当然このようなことが起こります。
医者の出した薬でも、いろいろある副作用は公に出てきません。
皆さん、正しい知識を得て、家族や自分の身は自分で守りましょう。
次の2月16日付のニューヨークタイムズ紙が伝えた興味深い記事を、「とむくるず」さんが、要約してくれましたので、紹介させていただきます。
*********** Woman Mauled by Chimp Is Still in Critical Conditionの要約(後半は「とむくるず」さんのご意見) ***********
「コネチカット州スタンフォード市でペットとして飼われていたチンパンジーが何年も顔見知りだった55歳の女性を襲った後で警察官に射殺されるという事件が起きました。女性は救急車で病院に運ばれましたが、複雑骨折や顔を引きちぎられており、重体で生命が危ぶまれています。
チンパンジーは体重90キロのオスで年齢は14歳。テレビのコマーシャルに出たり、町では人気者のチンパンジーで、今まで暴力を振るったことなど一度もありませんでした。飼い主の70歳の女性の話によると、チンパンジーはこの日落ち着かない状態で、台所にあった鍵を取って自分でドアーを開けて外に出てしまいました。飼い主が家に連れ戻そうとしたのですが、言う事を聞かないため、お茶に精神安定剤のザナックス(Xanax)を混ぜたものを飲ませたそうです。
飼い主の女性は友人で今回犠牲者になった55歳の女性に助けを求めて電話しました。この友人女性が到着し、乗ってきた車から出た途端にチンパンジーが猛烈な勢いで彼女に襲いかかったそうです。飼い主はチンパンジーをこの友人から引き離そうとしましたが、90キロのチンパンジーの力は強くとても無理。飼い主は警察に電話して助けを求めました。
警察のパトカーが到着すると、チンパンジーはパトカーのドアを開けて運転席にいた警察官に襲いかかりました。逃げる事もできず、警察官は止むを得ず腰にあった拳銃を何発かチンパンジーに向け発射しました。その後チンパンジーは林に逃げ込み行方不明になりました。地面にあった血の跡を追って行くと、それは飼い主の家の中まで続いていました。家の中にはチンパンジーがいつもそこで暮していた檻になった囲いやベッドその他があります。チンパンジーはそこで死んでいました。
警察は飼い主が起訴されることはないだろうと言っています。専門家や検察にも説明して飼い主が起訴されることのないようにしたいと担当した警察官は言っています。これは現代における悲劇だともこの警察官は述べました」
お茶に混ぜて飲ませたという精神安定剤のザナックス(Xanax)というのはアメリカにおける商品名で、一般名はアルプラゾラム(alprazolam)というベンゾディアゼピン系の催眠鎮静剤です。ザナックスは日本ではコンスタン(武田薬品)とソラナックス(ファイザー、大日本住友)という商品名で売られていますが全く同じものです。精神安定剤(トランキライザー)は抗不安薬とも呼ばれていますが、これは製薬会社が薬が良く売れるようにとつけた名称で、精神の安定どころか、却って精神を苛立ててしまうことも良くあるようです。製薬会社や精神科医はこれを奇異反応とか逆説的反応(paradoxical reactions)と呼んで滅多にない副作用と言っていますが、実際にはかなり頻繁に起こっているようです。「精神安定」とか「抗不安」という言葉に皆騙されています。
飼い主がチンパンジーに以前からザナックスを飲ませていたのか、今回初めてお茶に混ぜて飲ませたのか、この記事だけではわかりませんが、ザナックスが何らかの影響をチンパンジーに与えたのだろうと考えるのは極めて合理的な推論であろうと思われます。
向精神薬の新薬承認のためのプロセスで、臨床治験と呼ばれる人体実験の前段階の動物実験ではラットとかマウスしか使いません。人間の脳はラットやマウスの脳とは比べ物にならない位高度で複雑です。ラットやマウスを使っただけでは薬の人間の脳に与える微妙な変化は何も判りません。犬の脳はラットやマウスよりも発達しています。さらにチンパンジーの脳は動物の中でもゴリラと並んでもっとも人間に近いものでしょう。
ザナックスはアメリカでも処方箋薬ですから、チンパンジーの飼い主が何故ザナックスを持っていたのかもこの記事からは判りません。ザナックスは十数年前から副作用の問題性が指摘されているアメリカでもいわくつきの薬です。
NHK衛星放送で本日放送されたアメリカのABCのテレビ放送でもこの事件を取り上げていましたが、野生動物を家庭で飼う事の是非に焦点があてられ、薬の問題に触れていないのは変だと思いました。(製薬会社はテレビ局の大広告主)
只、ザナックスという薬の商品名までアメリカの警察が発表したのは評価できます。日本でも異常と思われる犯罪や自殺事件などの裏で向精神薬が何らかの影響を与えていた例が多数ある筈ですが、日本の警察は何と言う名の薬を飲んでいたのか一切発表しません。製薬会社に対する遠慮があるように思えます。製薬会社や製薬会社から支援されている政治家が警察に何らかの圧力をかけているのかも知れません。
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精神安定剤の犠牲になったアメリカのチンパンジーの話しです。
ABC以外のアメリカの三大ネットワークであるCBSもNBCも皆このチンパンジーの事件を今朝のモーニングショーで取り上げていたそうです。お茶にザナックスを混ぜたものをチンパンジーに飲ませた後で事件は起こったと皆報じていたそうです。
人間でも、当然このようなことが起こります。
医者の出した薬でも、いろいろある副作用は公に出てきません。
皆さん、正しい知識を得て、家族や自分の身は自分で守りましょう。
次の2月16日付のニューヨークタイムズ紙が伝えた興味深い記事を、「とむくるず」さんが、要約してくれましたので、紹介させていただきます。
*********** Woman Mauled by Chimp Is Still in Critical Conditionの要約(後半は「とむくるず」さんのご意見) ***********
「コネチカット州スタンフォード市でペットとして飼われていたチンパンジーが何年も顔見知りだった55歳の女性を襲った後で警察官に射殺されるという事件が起きました。女性は救急車で病院に運ばれましたが、複雑骨折や顔を引きちぎられており、重体で生命が危ぶまれています。
チンパンジーは体重90キロのオスで年齢は14歳。テレビのコマーシャルに出たり、町では人気者のチンパンジーで、今まで暴力を振るったことなど一度もありませんでした。飼い主の70歳の女性の話によると、チンパンジーはこの日落ち着かない状態で、台所にあった鍵を取って自分でドアーを開けて外に出てしまいました。飼い主が家に連れ戻そうとしたのですが、言う事を聞かないため、お茶に精神安定剤のザナックス(Xanax)を混ぜたものを飲ませたそうです。
飼い主の女性は友人で今回犠牲者になった55歳の女性に助けを求めて電話しました。この友人女性が到着し、乗ってきた車から出た途端にチンパンジーが猛烈な勢いで彼女に襲いかかったそうです。飼い主はチンパンジーをこの友人から引き離そうとしましたが、90キロのチンパンジーの力は強くとても無理。飼い主は警察に電話して助けを求めました。
警察のパトカーが到着すると、チンパンジーはパトカーのドアを開けて運転席にいた警察官に襲いかかりました。逃げる事もできず、警察官は止むを得ず腰にあった拳銃を何発かチンパンジーに向け発射しました。その後チンパンジーは林に逃げ込み行方不明になりました。地面にあった血の跡を追って行くと、それは飼い主の家の中まで続いていました。家の中にはチンパンジーがいつもそこで暮していた檻になった囲いやベッドその他があります。チンパンジーはそこで死んでいました。
警察は飼い主が起訴されることはないだろうと言っています。専門家や検察にも説明して飼い主が起訴されることのないようにしたいと担当した警察官は言っています。これは現代における悲劇だともこの警察官は述べました」
お茶に混ぜて飲ませたという精神安定剤のザナックス(Xanax)というのはアメリカにおける商品名で、一般名はアルプラゾラム(alprazolam)というベンゾディアゼピン系の催眠鎮静剤です。ザナックスは日本ではコンスタン(武田薬品)とソラナックス(ファイザー、大日本住友)という商品名で売られていますが全く同じものです。精神安定剤(トランキライザー)は抗不安薬とも呼ばれていますが、これは製薬会社が薬が良く売れるようにとつけた名称で、精神の安定どころか、却って精神を苛立ててしまうことも良くあるようです。製薬会社や精神科医はこれを奇異反応とか逆説的反応(paradoxical reactions)と呼んで滅多にない副作用と言っていますが、実際にはかなり頻繁に起こっているようです。「精神安定」とか「抗不安」という言葉に皆騙されています。
飼い主がチンパンジーに以前からザナックスを飲ませていたのか、今回初めてお茶に混ぜて飲ませたのか、この記事だけではわかりませんが、ザナックスが何らかの影響をチンパンジーに与えたのだろうと考えるのは極めて合理的な推論であろうと思われます。
向精神薬の新薬承認のためのプロセスで、臨床治験と呼ばれる人体実験の前段階の動物実験ではラットとかマウスしか使いません。人間の脳はラットやマウスの脳とは比べ物にならない位高度で複雑です。ラットやマウスを使っただけでは薬の人間の脳に与える微妙な変化は何も判りません。犬の脳はラットやマウスよりも発達しています。さらにチンパンジーの脳は動物の中でもゴリラと並んでもっとも人間に近いものでしょう。
ザナックスはアメリカでも処方箋薬ですから、チンパンジーの飼い主が何故ザナックスを持っていたのかもこの記事からは判りません。ザナックスは十数年前から副作用の問題性が指摘されているアメリカでもいわくつきの薬です。
NHK衛星放送で本日放送されたアメリカのABCのテレビ放送でもこの事件を取り上げていましたが、野生動物を家庭で飼う事の是非に焦点があてられ、薬の問題に触れていないのは変だと思いました。(製薬会社はテレビ局の大広告主)
只、ザナックスという薬の商品名までアメリカの警察が発表したのは評価できます。日本でも異常と思われる犯罪や自殺事件などの裏で向精神薬が何らかの影響を与えていた例が多数ある筈ですが、日本の警察は何と言う名の薬を飲んでいたのか一切発表しません。製薬会社に対する遠慮があるように思えます。製薬会社や製薬会社から支援されている政治家が警察に何らかの圧力をかけているのかも知れません。
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